獨協医科大学看護学部同窓会

養護教諭 青砥ほなみ(旧姓:矢古宇)

5期生の青砥ほなみです。私は大学卒業後、山形大学の養護教諭特別別科に進学し、養護教諭一種免許を取得しました。現在は地元栃木に戻り、小学生の笑顔に囲まれながら保健室で働いています。

養護教諭の日々の業務内容は、朝の健康観察の集計、水道水や教室の照度などの衛生管理、児童たちの怪我の手当てや心身の不調の対応します。学校管理下で万が一、児童の身に大怪我やアナフィラキシーショックなどが起きた場合は管理職と共に先頭に立ち、教職員と連携して、早急に対応します。また、保健室に来室する児童の中には怪我だけでなく、心のサポートが必要な児童も少なくありません。そのようなときは、相手を見て一人ひとりに合った対応していきます。例えば、教室になかなか行けない児童に対して、担任了解のもと、保健室で寄り添い一緒に過ごすなどです。看護の看の字そのものです。そのため、本学で学んだ看護の基礎知識は、今の職業の強みとなっています。また1日の最後にはその日の来室状況の保健日誌の作成をします。元気いっぱいの児童と過ごす1日は、あっという間に過ぎていきます。   

その他には、毎月「ほけんだより」を発行したり、保健委員の児童たちと委員会活動をしています。毎年の健康診断や就学時健康診断の計画・実施は養護教諭が中心となり教職員や学校医、学校歯科医とも連携して、行っていきます。

このように養護教諭の業務内容は幅広く、多岐に渡ってありますが、教職員や学校三師、保護者などと連携して行っていきます。そのため、私は日々ちょっとしたことでも報告・連絡・相談を心がけて業務を行っています。

最後に養護教諭の最大の魅力は、たくさんの子どもたちの成長を見届けることができることです。子どもたちは無限の可能性を秘め、日々成長しています。そのような素敵な環境にいるため、私自身も子どもたちのエネルギーを受けながら、今後さらに子どもたちに負けないくらいのパワフルで、信頼ある素敵な養護教諭として成長していきたいです。