獨協医科大学看護学部同窓会

救命救急センター看護師 大久保太貴

私は2020年に看護学部を卒業し、救命救急センターへ所属し今年で5年目を迎えました。

私が就職した年は、コロナの第一波が流行した年でした。入職直後はコロナの患者さんは少なかったものの、感染拡大に伴い増えていく一方でした。コロナ患者を受け入れるべく、病棟の大改装や感染防護服の使用など、感染者数が増えていく中で病棟でも対応に追われていました。

重症のコロナ患者さんは人工呼吸器を装着することが多く、使用する薬剤も多いため30分〜1時間で交換しなくてはなりません。また無気肺に対する肺理学療法を実践するため、約2時間毎の体位変換を行うなど、防護服を着ながら病室に居続ける時間の方が長いこともありました。

体力もメンタルも擦り切れることもありましたが、対応した患者さんの人工呼吸器が外れ、食事や会話ができるくらい回復している姿を見ると、ほんの一部に過ぎないですが私の行なった看護が無駄ではなかったと思えてきて、この病棟で働き続けると決めたことを覚えています。

病棟業務のほかに、急患で搬送されてきた患者を対応する初期治療室での業務も行なっています。特に多いのが事故などによる外傷患者さんです。基本的には緊急度が高い状態で運ばれてくるため、処置や検査、薬剤投与など並行して進めることが多いため、緊迫した現場になります。看護師1名での対応がほとんどであるため、診療の補助から他部署や病棟との連携、家族対応などマルチタスクになりますが、その分大きなやりがいを感じることができます。

外傷の患者さんに対しての看護に興味を持ち始めたため、外傷患者初期対応セミナーに参加し、現在はインストラクターとして受講者に教えながら知識を深め、臨床で活かせるよう取り組んでいます。

今後はドクターヘリに従事し、フライトナースとして活動することを目標としています。現時点では実力や知識、経験が少ないですが、自分の中の課題をクリアし、将来はフライトナースとしてプレホスピタルでの活動を行いたいと思っています。

2025/4/10